「『どうせ無理』を無くしたい!!」植松努さんの講演と本に心揺さぶられた。

いやはや、久しぶりに「熱い」オトコの講演と著書に心を揺さぶられました。

何回も何回も涙が出てきて止まらない…。

YouTubeで見た動画の講演者は植松努さん。

北海道赤平市にある株式会社植松電機の専務さん。

リサイクル産業用マグネットをつくる従業員約20名ほどの会社ですが、何とロケットや人工衛星の開発も手がけています。

▼株式会社植松電機ホームページ

 

 

植松さんは、様々な分野で活躍する人を招き、アイデアなどを語ってもらうイベントを開く米国の非営利団体のイベントTED(テッド)の札幌版である「TED×Sapporo」で講演。

ロケット開発のエピソードを通じて夢をあきらめないことの大切さを熱く語っていて、再生回数は480万回を超えています。

 

これ、実は以前、職場の職員研修で見たんですが、もう感動してその日に家に帰って見て、また久しぶりに見たというわけなんです。

何度見ても感動します。

植松さんの講演は、決して話が上手なわけではありません。

短い時間の中で、結構な早口でお話しされているんですが、植松さんのメッセージがすーっとアタマの中に染み込んでくるんです。

「思いは招く」「どうせ無理を世の中から無くしたい」

そのお話しの中に一貫しているのは、「思いは招く」「どうせ無理」を世界から無くすということ。

植松さんは小さい頃に飛行機やロケットに夢中になり、そうした仕事をすることが夢になったそう。

しかし、中学生のとき担任教諭に「宇宙なんて、よほど頭が良くないと無理。別世界の話だ。お前なんかにできるわけがない」と言われてショックを受ける。

「夢って何だろう?できそうな夢しか見てはだめなのか…」。

進路相談では「飛行機やロケットを作りたい」と言っても、

「まじめに考えなさい。おまえにはどうせ無理」と言われ、次第に友人たちから浮いた存在に…

あとはネタばらしになるので、最後に貼り付ける動画をぜひ見てください!!

動画で感動して、著書も購入させてもらいました。

 

一気に読みました。

人にとって一番ツラくて悲しいことは、可能性が失われること。

「そんなもんできるわけない」「やってもムダ」「どうせ無理だ」という言葉は、人の心を確実に殺す。

こんな言葉が世の中に溢れているんだと植松さんは言います。

それに負けないための魔法の言葉は「だったらこうしてみたら」。

プランAで失敗したらプランBを考えてやってみるというように、次の手を考えることが大切で、次から次へと考え続ける限り、魂は絶対に死なない。

「やったことがないからできない」→やれないと思い込んでいるだけ。やればできるようになる。

「知らないからできない」→調べてみたらできるようになる。

やらない言い訳をしてしまうと、自分が成長する可能性を自ら失ってしまい、そこでストップしてしまいます。

植松さんは言います。

「なぜ赤ちゃんは歩こうとするのか? 転んで痛い目に合うのに、何回転んでも立ち上がって歩こうとする。自分の周りを歩いている大人と一緒に歩きたいから。 なぜ喋ろうとするのか?知らない世界を知りたいから。」

「どうせ無理だ」と自分の努力を放棄してきた人が、他人の自信まで奪い、努力を否定して闇に突き落としてしまう。

夢とは、大好きなこと、やってみたいこと。

仕事とは、社会や人のために役に立つこと。

ハッとさせられました。 自分は夢を持って追いかけているのか?

「明日のために今日の屈辱に耐えるんだ」(宇宙戦艦ヤマト 第一話 沖田艦長の言葉) 。

ザラザラとした心の奥底に、スーッと染み込んでくる魔法の言葉の数々が、著書のあちこちに散りばめられています。

講演と一緒に読んでほしい一冊です。

その他にも元気のもらえる著書多数です。