「なぜ僕は『炎上』を恐れないのか年500万円稼ぐプロブロガーの仕事術」 (イケダハヤト著・光文社新書)を読んだ。

今回読んだのは、「なぜ僕は『炎上』を恐れないのかー年500万円稼ぐプロブロガーの仕事術(イケダハヤト著・光文社新書)。

イケダハヤトさんは、ブログ「まだ東京で消耗してるの?」を主宰、ブログや書籍の執筆、セミナーなどでで生計を立てている方ですよね。

※現在はタイトルが変わってます。

人の目を気にすることなく発信するがゆえに注目を集めて、よく「炎上ブロガー」と呼ばれる方(笑)。

最近はYouTubeにも力を入れていらっしゃいます。

3つの成功法則

イケダさんが本書で強調されているのが3つの成功法則。

一流になるためには方法があり、それに忠実に従っていけば、高い確率で頭ひとつ抜けることができるんだと。

①圧倒的な時間を掛ける。

「他の人には決して真似できないほど」に・・・時間を注がなければいせません。ブロガーにしても、どの世界でも、一流になりたければ、日本全国、いや、全世界に存在する競争相手の中でも、最もその仕事に時間を割いている人間になる、そのくらいの意気込みを持つべきです。

<中略>
休日を含めて1日あたりに平均すると、6時間は「執筆」に時間を割いています。原稿の編集、取材や読書の時間も稼働時間に含めるのなら、ほぼ年中無休で、毎日10時間は働いている計算になりそうです。年間にすると3500時間程度ですね…

小学生の時のゲームの体験や、中学生の時のサイト運営から「圧倒的な時間を掛ければ無敵になる」ことをつかんだイケダさん。

私も常々、時間だけは誰にでも1日24時間平等にある、ならば人より1分1秒でも時間を多く掛ければ…と考えてきました。なかなかできないことではありますが。

しかし、それだけでは乗り越えられないものがあることに気づいたのは、イケダさんが高校生の時の吹奏楽部での体験。

本気でプロミュージシャンを目指す友人K君に対しては「圧倒的に時間を掛ける」戦略だけでは到底勝てないことに気づいたそうです。彼にあって自分にないもの。それは…

②時間を掛けるために情熱を持つ。

一流になれる人、つまり圧倒的な時間を割き、試行錯誤を重ねられる人は、「努力しよう!」と自分を奮い立たせなくても、勝手に自分の身体がその活動に向かってしまうものです。K君が淡々と練習を重ねることができたのは、彼が「頑張った」のではなく「情熱があったから」といえるでしょう。

ただ「頑張る」ことには確かに限界がありますよね。楽しみながら情熱をもってのめり込む、好きなことじゃないとできないことだとは思いますが。

③試行錯誤を重ね、効率性を追求する。

いくら情熱があったとしても、時間を割く以上、その「効率」を考えなければ、一流にはなりにくい…

挑発的にいえば、成果を出すことができない二流以下の人には、効率性についての視点が欠如しています。単に時間を割けばいい、というものではないのです。考えるべきは、「どうすれば所定の時間内に、もっとも効率よく目的を達成できるか」なのです。

なるほど、耳が痛い指摘です。

情熱を持って圧倒的な時間をかけたとしても、その「質」に問題があれば、決して一流と呼ばれるような人にはなれないでしょう。

さて、読み終わって考えてみました。

いったい、自分がこの3つの成功法則を活かせるようなことはあるのか。

今の仕事に、果たして「圧倒的な時間をかけて」「情熱を持って」「効率を考え」ながら楽しくやっているのかと。

好きなことを仕事にする。いったいそうできている人が世の中にどのぐらいいるんだろうか?

これが一番難しいことなんですよねぇ…。

ところで、イケダハヤトさんは、2014年の6月に東京から高知県に移住されています。

私も、12年ぐらい高知に住んでいたことがあるので、ブログの高知に関する記事はいつも楽しみにしています。これからも注目する方のお一人です。