こういう「大人の男」になりたいっ!「大人の男の気遣い」(潮凪洋介著・SBCreative)

大人の男性諸君!!
あなたの周りにいませんか?

外見がずば抜けて優れているわけでもない。
押しが強いわけでもない。
巧みな話術で、女性を笑わせているわけでもない。
それにもかかわらず、ワンランク上の「いい女」を引き寄せる謎の男…。
一度交流を持った人たちすべてを中毒にさせてしまう〝癖になる〟男…。

いるんですよねぇ…
いったいゼンタイ、そういう男とワタシと、どこが違うというのか⁉︎

そりゃあ、カネも地位も度胸も度量も力も魅力も無い、髪も無い…髪が関係あるかどうかはわからないけど…

よくわからないけど、オスとしての力の差があるんでしょうな(-。-;。

本屋でいつものよーに、棚を何気なく眺めていたら、急にタイトルが目に飛び込んできたのがこの本。

著者の潮凪洋介さんが、実に25年間にわたってモテるオヤジを観察し続け、その秘密について研究した結果がこの本です。

その秘密とは何か。

モテるオヤジは、別に社会的な地位を見せびらかしていたわけでも、金にものを言わせて相手を従わせていたわけでもない。
秘密は、彼らの「小さな気遣い」にあったんだそーです‼︎
それを、本書で、42の気遣いの仕方として紹介しています。

こういう「大人の男」になりたいっ!「大人の男の気遣い」(潮凪洋介著・SBCreative)

今回は、第1章「大人の男の気遣いはここが違う!」から、3つの気遣いを紹介します。

「正論」を言わない

そうなんですよ…
やってしまうんです…

「あ、それは違うんじゃない」
「でも、それって◯◯だよね?」

会話の途中で我慢できなくなってさえぎってしまい、細かいところで「反論」してしまう。
本人は反論している意識はなく、正しいことを言っているつもりだから余計にタチが悪い…

まさに、葉を見て幹を見ず。

話し手は、木の幹について話をしているのに、細かな葉の表現をいちいち訂正するから、その度に話の流れが止まってしまいます。

著者曰く、「幹の話をしているということを察して、多少の葉の話の間違いも聞き流し、幹の部分の会話を汲み取り、盛り上げる。それが大人の気遣いである。」と。
「話の流れを止めてまで、枝葉にこだわり、細かい正論で話の腰を折る人間には、大人の気遣いが欠けている」のだと。

あぁ…耳が痛い、痛いぞ‼︎
ワタシのことを言っているんだと思いましたね、これ。
よく言われるんですよ。

細かい
話を最後まで聞け
察してくれ

ハァ━(-д-;)━ァ…
耳が痛すぎる(汗)。
大人のオトコとしての余裕も魅力もありませんね。

気をつけよう。

「もらい泣き」ができる

口下手だけどなぜか女性が癖になってしまうタイプの男たちには、「共感力」が備わっているんだそうですよ。

下心満載で〝聞いているフリ〟をしているだけの男を女性は一瞬で見抜くんだそう。理解していない男の異質な周波数を女性は本能的に判別して、受け入れを拒む…すごいですね!

さっきの一番目の、話の腰を折る、ともつながりますが、話の途中で、男が「こうした方がいいんじゃないか?」などという「アドバイス」なんてものは、実は女性からすると余計なお世話。

そんなことしようものなら、「話の聞けない男」「共感してくれない男」「理解してくれない男」というレッテルを貼られるのは確実‼︎
著者もこうした失敗を過去に何百回と繰り返してきたそーですが、何を隠そうこの私も、この失敗を何十回も繰り返しているんですよ、ナウですナウ(-。-;

男の勝手な気遣い、女性は全く求めていないようです。
女性が大人の男に望むのは、心の底からの共感なんですね。
こちらがもらい泣きをするぐらいの共感を求めているんです。

これは、実は今読んでいるこの本にも書かれています。
とても興味深いので、男性諸君はぜひ読んだ方がいい。

「女性が褒める男」を一緒に讃える

無理です。
できません(-。-;。

いやぁ、だってね、自分が付き合っている女性がいたとして、別の男のことを褒めるんですよ?
あ〜想像しただけで腹立つなぁ…

ちっちゃい、ちっちゃい男やなぁ、オレ(ーー;)

女性曰く、同性を素直に褒め讃えられる男に、大人の余裕と安定感、冷静さを感じるんだそうです。

「特に、共通の知人の名前を女性が口にしたとき、嫉妬せずに『あの人はいい男だよね!カッコイイ』と言える男こそ、女性の心を掴むことができる」と著者。

まじかー‼︎
私は、完全にアウトですね…。
速攻でけなすよーなことを言ってしまう…
その男に嫉妬したり、ライバル心を抱いてしまう。

そーです。
私は、「嫉妬で地団駄を踏む余裕のない男」なんですな…

グッと我慢して、彼女が讃えた男を心の底から褒める。
そのやせ我慢が、あなたを大人の色男へと育ててくれる←心に刻みつけておきましょう…一生かかってもできそーにないけど(笑)。

この他にも

・相手の「強み」を言葉にして伝える
・いじるのではなく、いじらせてあげる
・「共通の思い出」を繰り返し話題にする
・「この瞬間の特別な気持ち」を言葉にする
・大勢では回し役、2人きりでは聞き役

などなど、とても参考になる「大人の男の気遣い」が満載の本書。

こうした気遣いを身につければ、女性からだけでなく、自然と男からも好かれ、信頼される人間になるんだろうなぁ。