何にお金を使い、何に使わないかを決めたら人生が動き始めた話「手ぶらで生きる」(ミニマリストしぶ・サンクチュアリ出版)

 

ミニマリズム、ミニマリストという言葉から何を想像するか。

我慢とか、ストイックとか、無理してるとか。

とても自分になんてできないと思いますよね。

ワタシもそう思ってました(^_^;)。

著者のミニマリストしぶさんは、冷蔵庫もない、テレビもない、テーブルもない家賃2万円のワンルームで暮らしていると言います。

ほら。

「カーテンがある方が落ち着かない、若干変態」!(笑)

我慢だらけの切り詰めた生活をしてるカワイソウな人?

いえいえ、「これまでの人生で一番満たされてる」やりたいことを見つけて自分を取り戻した超ステキな人なんです。

そもそも「ミニマリズム」は、「ミニマル・アート」という美術の分野から発達した概念で、その本質は、

ある1点を目立たせるために他をそぎ落とす「強調」にある

とのこと。

自分にとってのいろんなムダを洗い出してはそぎ落とし、自分に大切だと思うポイントを強調して際立たせて生きる、自分らしく生きる。

誰かが決めた「いいもの」を消費するより、自分が決めたいいものに囲まれて生活するからこそ、不安やストレスとは無縁の生活ができる。

とはいえ、言うは易く行うは難し。

本書では、

  1. 暮らしを自由にする
  2. 物を自由にする
  3. 体を自由にする
  4. 時間を自由にする
  5. 思考を自由にする
  6. 人間関係を自由にする

という6つの章立てで、50項目ポイントを紹介してくれています。

ミニマリストしぶさんが、ミニマリズムを知ってから今のスタイルにたどり着くまでに3年かかったといいます。

これは彼にとっての彼の顔をしたミニマリズム。

何を強調して尖らせるかはもちろん人それぞれです。

さあ、何から始めようか。

ワタシは「物」からかな…。

「なににお金を使い、なにに使わないかを決めたら、人生が動き始めた話」

ぜひ多くの人に読んでもらいたい本です。