うまくいく方法を見つけるまで試行錯誤を繰り返す以外に成長する方法はない。
失敗しないのは、何も学ばないことと同じだ。
ー「心の持ち方 完全版」(ジェリー・ミンチントン著・ディスカバー携書)
失敗って、ダメですか?
失敗するの、怖いですか?
失敗したら落ち込みますね。
少なくとも私は落ち込みます。
失敗して落ち込んで、なんて自分はダメな人間なのだろうと
自分の人格まで否定しかねないほどに落ち込む時もあります。
そんな時に、ふと思い出すことがあります。
小さな時のことです。
自転車の補助輪を外す時のことです。
何回も何回もコケました。
痛くて痛くて、泣いたことも2度3度じゃあリません。
近所のお兄ちゃんやお姉ちゃんが、颯爽と自転車に乗っているのを見て、
自分もあんな風になれたらいいなと憧れました。
転んでも転んでも、あきらめずに乗り続けました。
まっすぐ進むようになるまで。
赤ちゃんの時の記憶は全くありません。
でも、何度も何度も転びながら、歩くことを覚えたはず。
毎日毎日、失敗しても歩こうとするのをあきらめずに。
粘り強く挑戦して、歩くために必要な方法を見つけるまで挑戦して、
ついに歩き方を身につけたはず。
そう考えると、失敗をたくさんすることは、成長するために絶対に必要なことなのだと思い直します。
人生をたくさん過ごしてくるうちに、失敗に対して、もしかすると間違った考え方を身につけてしまったのかもしれません。
もっと、「失敗」に対して大らかになってもいいんじゃないか。
失敗したからといって、それほど自分を責めたり非難したりしなくていいんじゃないか。
そもそも、「失敗していない」ということは、何にも学んでいない=成長していないということと同じなのだから。
自分には、失敗する自由があるんだ。
たくさん失敗して、たくさん学ぼうと思えたら、気が楽になって
前向きになれませんか?
失敗に関して、偉人たちはとてもいい言葉を残してくれています。
わたしは今までに一度も失敗をしたことがない。電球が光らないという発見を、今まで二万回したのだ。
私は失敗したことがない。ただ、1万通りの、うまく行かない方法を見つけただけだ。
それは失敗じゃなくて、その方法ではうまくいかないことがわかったんだから成功なんだよ。(トーマス・エジソン)
一度も失敗をしたことがない人は、何も新しいことに挑戦したことがない人である。(アルバート・アインシュタイン)
失敗したところでやめるから失敗になる。成功するまで続けたら、それは成功になる。
失敗の原因を素直に認識し、「これは非常にいい体験だった。尊い教訓になった」というところまで心を開く人は、後日進歩し成長する人だと思います。(松下幸之助)
わたしの現在が成功というのなら、わたしの過去はみんな失敗が土台作りをしていることにある。仕事は全部失敗の連続である。
失敗が人間を成長させると私は考えている。失敗のない人なんて本当に気の毒に思う。
チャレンジして失敗を怖れるよりも、何もしないことを怖れろ。(本田宗一郎)
失敗は必要なのです。むしろできるだけ早く、失敗するほうがいいでしょう。小さな失敗を積み重ねることによって、成功が見えてきます。(柳井正)