ずるいほど仕事が片付く「すべての仕事は10分で終わる」(森川亮・SBクリエイティブ)

言わずと知れた元LINE株式会社CEOが、究極のレベルまで突き詰めた日頃の仕事術を体系的に紹介した本。

特に第2章「10分で区切る」が参考になる。

仕事は「ジョブ」「タスク」に分けて考える。

  • ジョブとは、頭を使わないといけない仕事
  • タスクとは頭を使わずにできる仕事

大きくて複雑な仕事も、分解していけばその多くが単純なタスクで成り立っている。

先送りせず、今やるべきことを明確にするために、全ての仕事をできるだけ10分で終わるタスク=ToDoに分解して、実際に終わらせていくことで、日頃のちょっとした空き時間もフルに使いながら仕事を処理していく。

なぜ10分なのか。

  • 人が集中できる時間は10分ぐらいが限度だから。
  • 10分単位のタスクを持っていれば、外出先の待ち時間などにサッと片付けることができる

こうして、タスクをどんどん片付けて、考える時間=ジョブに使う時間をしっかり確保しよう、ということです。

第3章 「仕事をためない16のルール」もいちいち納得することばかり。

仕事をためない16のルール
1.完璧な仕事を求めない。人に完璧を求めない
2.できない仕事はどんどん断る
3.答えの出ないことで悩まない
4.足を引っ張る人たちからどう逃げるか
5.仕事の速い人としか仕事をしない
6.やる気のない人に任せない
7.人を巻き込むときは設計図を先に描く
8.リマインドの鬼になる
9.集中できる環境は、何より死守。何なら帰ってもいい
10.時間泥棒を確定する
11.「パソコンありき」の発想を捨てる
12.机の上は整理整頓。ゴミ箱も近くに置く
13.自分から電話をしない
14.会議は「ながら仕事」のチャンス
15.イヤなものから着手する
16.「バタバタ案件」は対応をマニュアル化する
17.部下からの相談はメッセンジャーで受ける

16となってるのになぜか17あったのは置いておいて(笑)

常に仕事に追われている。
いつも机の上には仕事が山積み
今日中に終わらせないといけない仕事がいつも片付かない

そういう方はぜひご一読を。