自分のテーマを持って読み、考え、書くべし。「知識を自分のものにする最強の読書」(遠越段著・総合法令出版)

1万冊を超える読書によって培われた膨大な知識をもとに、独自の研究を重ね、難解とされる古典を現代漫画をもとに読み解いていく手法を確立した遠越段氏の著書です。

「知識を自分のものにする最強の読書」(遠越段著・総合法令出版)

Amazon内容紹介より

ただ読んだだけで、終わらせない! 1回の読書でここまで知識が身につく!
1万冊を超える本を読んで、知識を身につけてきた著者の、多読、速読、精読の技術

あらゆるジャンルの本を読んできた遠越氏は、いかにして、難解とされる古典をはじめとする様々な知識を自分のものとし、本として著すことができたのか?

効率的な本の読み方、抜き書き、メモ、ノート術など、読んだ本の知識を自分のものとするテクニックを紹介。

目次

第1章 多読の技術

多読の必要性~同時併行の読書法/多読のための本の置き場所/立ち読みと本の購入 他

第2章 速読の技術

多読する人、本を有効に活用する人は速読技術を持っている/佐藤優氏の速読法 他

第3章 精読の技術

どれだけ精読したかでその人のレベルが決まる~速読・精読法/精読する本を選んでいく楽しみ 他

第4章 手帳・ノートの技術

スケジュールと人生目標/ノートに書き写すことで力がつく~抜き書きのすすめ/ノートはどんどんつくれ 他

第5章 書く技術を磨けば読書の技術と能力が上がっていく

文章を書けば、読書力が向上する/1日にどのくらい書くか 他

すぐにやってみようと思った2つのポイント

①1年に1つから3つのテーマを持つ(第1章 多読の技術)

年を取るごとに月日が経つのが早くなり、気が付くももう定年ということになる。
だから、自分の好きなテーマ、ライフワークと思えるものがあるのなら、すぐに着手すべき。

私が30代、40代の人によく言うのは、
「今日から5分でも10分でもいいから毎日やったほうがいいと思うよ。そうしないと、死ぬまでやりたいと思うことができないよ
ということだ。

どうするか?

まず1年に1テーマでもいいから「これを何とか自分のものにしよう、調べよう」と決めること。

・それに関する本や資料を集めていく。
・ノートを1冊買って、表紙にテーマを書く。

テーマを持つと日々が充実し、読書力が増し続け将来への大きな財産となる。そしてあなた自身の中身も変わる。もちろん力が倍増し始める。人生がグッと変わってくる。

さっそく100円ショップでノートをとりあえず3冊買ってきましたよ。

②1日1000字を目安に書く(第5章 書く技術を磨けば読書の技術と能力が上がっていく)

最強の読書術の仕上げは、書くこと。

人は、案外自分という人間が何を考えているのか、何をやりたいのかがわからないことがあるものだ。
そんなとき、自分で文章を書いていくうちに、自分というものがわかるようになるのである。

文章がうまく、よく書けるようになる3つの原則
第1原則:本を大量に読む。できれば名文と言われるもの、古典的なものを読むこと。
第2原則:自分でものを考える習慣をつくる。テレビ・新聞・本を参考にしても、自らの目と自らの頭を一番信じること。
第3原則:とにかく日々書き続けること。

日々自分でものを書くということは、第1の原則と第2の原則を推し進める原動力にもなる。書くことで本を読む必要性を感じ、読み方も真剣となり、勉強する。
また、どうしても自分の見方を伝えるべきとなめので自分自身の見方・考え方を練るようになる。
書くことで最強の読書術が出来上がるとはこういうことだ。

1日約1000字を目安として書くとよい。

1000字かぁ。

多くの人に見せ、読ませなくてもいい。自分の読書生活・知的生産生活が充実し、自分自身の人生がより有意義になっていくのが一番である。
ぜひとも、それぞれ自分に合った読書生活、知的生産生活を見つけ、自分の人生を充実させ、世の中の活性化に貢献していただきたいと思うのである。
これで、あなたの読書も最強のものになるのは間違いない。