この本で伝えたいことはただ一つ。
「一生懸命、必死でがんばっているやつよりも、なんとなく楽しみながらやっているやつのほうが強い」
ということだ。
と本書の冒頭で語るのは、京大に現役合格、25歳で就職したけどできるだけ働きたくないから社内ニートになったが、28歳の時にインターネットとプログラミングに出会った衝撃で退職。以来、毎日ふらふらしながら暮らしているというpha(ファ)さん。
とはいっても、ブログやシェアハウスの運営をしていて、著者も本書で6冊目?かな。
今回のこの本は、苦しみながらするんじゃなくて、勉強を楽しもうという内容。
めんどくさがりやだからできた?「人生にゆとりを生み出す知の整理術」
phaさんが何かを勉強する際に大事だと考えている軸は、次の3つ。
- 「習慣の力」でやる
- 「ゲーム感覚」でやる
- 「楽しいことだけ」やる
本書では、この3つの軸を基本的な考え方として、phaさんがどんな風にラクをしながら勉強を進めていくか、そのやり方が全て書かれています。
なるほどな
これなら自分もできそうだ
あ、これやってみようかな
と膝を打つことしきり。
めんどくさがりで、人より我慢強さがない彼だからこそ(笑)、しんどいことを避けてうまくいくやり方を見いだしたと言えるでしょうね。
まさに、帯にあるように
「超めんどくさがりやが編み出した効率的な学び方」
ぜひご一読をオススメします。
参考にしようと思ったこと
「読書メモ」の取り方
- 読み返して情報を頭に定着させるため
- 書くことで覚えることができるため
できるだけ読書メモを取ること。
本の面白さや重要さによって4つの段階に分けて記録する。
①重要度ゼロ
そんなに面白くなかった場合。感想は書かないがその本を読んだということだけ記録。
②重要度低
何ヶ所か面白い部分があった場合。その部分だけを引用してメモしておく。
③重要度中
全体が面白くて、何ヶ所かのメモでは足りない場合。面白さを自分なりにまとめたメモを作り、読書メモ専用ブログに投稿しておく。
④重要度高
「この本はすごい」「内容を深く自分の中に取り込みたい」「他の人にもこの本の良さを伝えたい」という場合。
ブログやTwitterに、他人に向けてわかりやすくその本の良さを解説した文章を書いてみる。
読書メーターやブクログなど、読書記録をつけられるWebサービスを利用する。
本を買う基準
基本的には図書館で借りる。本の重要度によって、借りるか買うか判断する。
①重要度ゼロ
図書館で借りるだけ。
②重要度低
中古で300円くらいまでなら買う。
③重要度中
中古で定価の半額くらいまでなら買う。
④重要度高
新品で買うが、また売るかもしれないので書き込みなどはしない。
⑤重要度最高
新品で買って、売ったりすることを考えずに書き込みなどをして自分の刻印をつけて自分のものにする。
phaさんが年に100冊ほど読んだ本のうち、重要度最高の本は3冊ぐらいだとか。
図書館を自分の「本棚」として活用することをすすめています。
そういえば最近行ってないな…。
ちなみにこの本はワタシにとって重要度は…ナイショにします(笑)
ぜひ、借りるか買うかしてご自分で判断してくださいね。